自由研究

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上級コース 3.酸性雨を調べる

用意するもの
  • ・きれいに水洗いした洗面器(水を入れてリトマス試験紙で中性であることを確認してあればベストだ。)
  • ・きれいに洗浄したコップ数個(同上)
  • ・pH試験紙
研究方法
  1. 雨の予報が出ていたら、前もって集雨の準備をしておこう。
  2. よく水洗いした洗面器で雨を採取する
  3. 採取した雨をコップに移す
  4. 雨にpH試験紙を浸す
  5. 色が変わったら、色表をみてpHを計測し記録する
  6. 新聞やテレビの天気予報、気象庁のホームページなどで雨を採取した時点の風向きを調べ記録する。
  7. 自分で測定した酸性度と公式発表されたデータを見比べてみよう。
    http://www.env.go.jp/earth/acidrain/monitoring/h17/index.html

酸性、中性、アルカリ性を計るにはリトマス試験紙を使います。pH7が中性、それより数値が低い場合が酸性、それより数値が高くなればアルカリ性であることは学校で学習します。実験の前に、身近な液体、たとえば石けん液、水道水、レモン汁などのPHを測定し、アルカリ性、中性、酸性を理解しておくと良いでしょう。
雨は汚染物質がなくてもpH5.6になります。それよりpHの低い雨が酸性雨です。この研究は自分の住んでいる地域の雨がどのくらいのpHであるかを調べるものです。もし旅行の機会があり、旅先の雨も測定できれば比較レポートを作成できます。工業地帯の影響や風向きの影響などをうけてpHに変化が現れることなどをレポートできれば最高だ。

<pH試験紙について>
酸性雨のpHを計るにはリトマス試験紙よりも細かい数値を計るpH試験紙を用います。
たくさんの種類がありますが、テストする目的のpHに応じて選択します。
pH試験紙はここで取り寄せることが出来ます。
http://www.tech-jam.com/water-quality_measurement/pH-ORP_others/index.phtml
酸性雨を計るにはpH3.4-6.3の範囲を測定できるNO:KN3360724 が良いでしょう。

酸性雨が発生する要因はさまざまです。自然界にも酸性雨の要因があります。たとえば火山の噴煙によっても起こります。最近では三宅島の噴火で首都圏に pH4以下の強い酸性雨が降って問題になりました。自然の要因で降る酸性雨もありますが、いま社会的に問題になっているのは、車の排出ガスや工場の排煙に含まれる酸が雨に混ざって地上に降ってくることによって起こる酸性雨です。青銅像が変色したり、建物を傷めたり、森林や農作物に影響を与えたり、河川や湖の水質悪化の原因にもなります。人間への健康被害も報告されています。酸性雨は、被害が国境を越え、広範囲にわたることも問題になっています。酸性雨を継続的にウオッチングすることは環境計測にとってとても大切なことです。

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