自由研究

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上級コース 5.海や湖の透明度を調べる

用意するもの
  • ・白いプラスチック製の皿 一枚
  • ・細めのロープ
    20メートルくらい
  • ・オモリ
    釣り道具屋さんで売っているが、石などで代用してもいい
  • ・キリ 穴開け用
  • ・ビニールテープ 5色
  • ・糸と接着剤
研究方法
身近な場所に海や湖のある人はぜひトライしてみてみよう。

透明度を測るにはセッキー板(透明度板)を用います。
  1. セッキー板を作る
    • 1.プラスチック製の皿になるべく正三角形の頂点位置3カ所に穴を開ける(キリをを使うので大人の人に手伝ってもらうほうが良いかも)
    • 2.1メートルくらいに切ったロープを3本(同じ長さ)用意し、皿の固定用にそれそれの真ん中に結び目(コブ)をつくる
    • 3.3本のロープの片端を糸でしばり接着剤で固定し、オモリを付ける。
    • 4.しばっていないもう一方のロープを皿の穴に通し、長いロープの先端と合わせて糸でしばり接着剤で固定する。
    • 5.皿から正確に10センチ間隔でビニールテープで目印をつけると出来上がり
    注意:ロープは接着剤でしっかり固定すること。固定がゆるいと皿が外れて回収不可能になる場合があるので注意しよう。
  2. 海や湖のセッキー板を水面に落としロープを伸ばしながらゆっくり沈める。
    (ある程度の水深が必要なため、船着き場など水深ある場所やボートからの観測が理想です)
  3. セッキー板をゆっくり水中にしずめ、皿が見えなくなるまでの距離を測ります。
    ちょうど見えなくなる距離(ぎりぎりに見える距離)がその場所の水の透明度になります。計った場所や時間のデータを記録し透明度の変化を調べます。時間、気温、水温も同時に測っておくと高度なデータが出来上がります。

透明度は、その水域の水質の指標になります。
たとえば透明度の高い北海道の摩周湖では20メートル前後まで測定出来るますが、濁りの多い霞ヶ浦の透明度は30センチ以下のこともあります。
水の透明度を計ると、太陽の光がどのくらいの水深まで届いているかがわかります。海や湖では植物性プランクトンが光合成をして酸素をつくっています。その植物性プランクトンを貝や魚がエサにします。とくに夏の間はプランクトンの発生が多くなり、大量発生すると海では赤潮、湖ではアオコが発生して透明度が下がります。透明度が下がると水中の酸素が少なくなり、魚など水中生物に大きな影響がでてきます。
大雨などで河川から土砂が流れ込んだ後などは一気に透明度が低下します。
気温が上がった日、雨の後など、気象に大きな変化が起きたときなどは透明度に変化が起きやすいので貴重なデータができます。

【注意事項】
海や湖などの水深のある場所、ボートからの観測は十分な注意が必要です。
かならず大人の人についてもらうようにして、一人での観測はぜったいにやめましょう。

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