自由研究

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上級コース 5.海や湖の透明度を調べる

用意するもの
  • ・昔のアルバム
  • ・カメラ
研究方法
  1. まず、家にある写真のアルバムを取り出し、写真に写っている「背景」を注意深く観察します。
  2. 自分や家族が写っている写真の「背景」が重要です。町並みや建物、公園の樹木や畑など、さまざまな背景が写っているはずです。
  3. その背景に写っている景観が今の景観と比べて少しでも変化があれば、その場所に行き同じ角度から写真を撮ります。

環境問題には化学物質による環境影響や自然災害など、多くの課題があります。
最近では、2011年に発生した震災とそれに伴う大津波で、生活環境がすっかり変わってしまった地域があるのは よく知られていますが、自然災害がなくてもすこしづつ景観は変化しています。つまり、人が活動する場所では、つねに環境は変化する、ということです。

日常の生活の中でのちいさな変化を見逃さないことが大切です。
●畑だったところに大きなスーパーマーケットが出来た。
●空き地に大きなマンションが建設された。
●あたらしい駅舎に立て替えられて駅周辺の環境がすっかり変わってしまった。
●森が伐採されて住宅地になった。
●大雨で川の流れが変わった。
など、さまざまな変化があるはずです。
ここに上げた例は大きな景観の変化ですが、日常の生活の中でのちいさな変化を写真の中から見逃さないことです。
アルバム写真に写っている背景と現在の背景の比較は,10年前と現在の比較、2,3年前と現在の比較など時間的にはさまざまです。
場所によっては数ヶ月でがらっと変わってしまった、という例もあるでしょう。
たとえば、関東地方では 路地からスカイツリーが見えるようになった、とか、隣にビルができたので、富士山が見えなくなった、などの変化もあるでしょうし、電柱がなくなったとか、木が一本なくなっただけでも景観の変化ですから、注意深く写真を観察することが大切です。

この研究のポイントは「自分の考えをまとめたレポート」の作成です。
環境の変化には人の立場によって「良い変化」と「悪い変化」があります。
「工場から化学物質が川に流れ出して多くの生物が死んだ」のは誰から見ても悪い変化ですが、景観の変化の良し悪しの評価は人によって異なります。たとえば「森を伐採した場所に大きなスーパーマーケットが出来た。」という変化は、ある人にとっては自然が失われて騒々しくなった、など「悪い変化」としてとらえますが、他の人にとっては買い物が便利になったという「良い変化」と感じます。
同じ変化でもとらえ方はさまざまです。
アルバムから見つけ出した「景観の変化」が自分や家族や地域全体の環境としてはどうなのか、ということをよく考えてレポートすることが大切です。

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