自由研究

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中級コース 5.魚の適水温を調べる

用意するもの
  • ・金魚、メダカなど手に入りやすい魚種2、3匹
  • ・水槽
    立方形が良い。(なるべく深いもの)
    [丸い形の金魚鉢などはこの実験に適さないので注意しよう。]
  • ・水温計
  • ・ハンカチ
    よく水洗いしたもの(汚れや洗剤などが付着していると魚の健康に影響します)
  • ・氷
    市販のロックアイスか冷蔵庫の氷。(冷蔵庫の氷はカルキを抜いた水を凍らしたものを使おう。)
研究方法
家庭で簡単に飼える金魚やメダカで魚の適水温をしらべてみよう。
  1. 水槽に水道水を入れ一日以上そのまま放置し、水道水に含まれるカルキを抜く。
  2. 水温が25℃-28℃の範囲にあることを確認し、魚を入れ、魚が環境になじんだらエサを少量与えてみよう。
    活発にエサをとっているのを確認したら、気温の高い場所に移動し、水温が27度℃以上なったら、魚のいる水深を記録します。
  3. 暖かい場所に水槽をおき、表層の水温が28度を超えたらハンカチに氷(水槽の大きさにもよるが平均して冷蔵庫の氷で3-5コくらい)とオモリ(氷が浮き上がらないために必要)の石をくるんでしばり、水槽の中に静かに入れ底に沈めます。
  4. 氷が溶けるまで待ち、なるべく水槽の水をかきまぜないように底、中層、表層のそれぞれの水温を測ります。
    水槽内は、底の比重の重い冷たい水から比重の軽い温かい水の順に上に向かって水温は高くなる「水の正列成層」を形成します。
  5. 魚は水温の低い底近くをさけて適水温に移動するため、魚のいる深さと水温を記録します。
  6. 時間の経過とともに氷が溶け、さらに底の水温が下がり、表層水温が上がってくると魚は下方に移動してきます。
    魚が移動した時間、水深、水温をそれぞれ測って記録しておこう。

魚は環境変化に敏感な生物です。
魚は種類によって適水温が異なります。高温を好む「温水性の魚」と低い水温を好む「冷水性の魚」など魚は種類によって適水温が異なります。
一般的に金魚やメダカは適正水温の幅が広く22-28℃が適水温と言われ、水温管理の難しい熱帯魚などに比べ飼いやすいと言われています。
魚は適水温では活動が活発でエサもよくとりますが、それより低温や高温になると動きがにぶくなりエサもとらなくなります。低温や高温が続くと病気になったり、死んでしまうこともあります。
水槽内で異なった水温の層(正列成層)が形成されると、魚は適水温(快適な水温)を選んで移動することが分かります。

【注意事項】
酸素供給のための「ブクブク」は水槽内の水をかくはんしてしまいます。
この実験では使わないようにしましょう。

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